清澄庭園の東側、清澄通り沿いに並ぶ壁状の店舗兼住宅。関東大震災直後の昭和3(1928)年に竣工したとのこと。大震災で木造家屋が次々と延焼したことを教訓に壁状の長屋とすることで、防火壁の役割を果たすことを期待したらしい。
清澄庭園の東側、清澄通り沿いに並ぶ壁状の店舗兼住宅。関東大震災直後の昭和3(1928)年に竣工したとのこと。大震災で木造家屋が次々と延焼したことを教訓に壁状の長屋とすることで、防火壁の役割を果たすことを期待したらしい。
建物の多くが既存の躯体部に独自の外装を施して、全く異なる外観となっているが、この店舗の二階部分はかなり原形をとどめていると思われる。
欧州に見られる様な密着して連続した構造ではなく、数件ごとが人がやっと通れるくらいの隙間が空けられている。2階部分の建物端部にあたるコーナーには意匠が凝らされていたが、外装を施され現存する物は多くない。
南端近くの建物裏は児童遊園になっており自由に立ち入ることが出来る。建物裏側の様子も観察出来る。
建物裏側の様子を観察。付近には、このフェンスが敷地の境界を示す物では無い旨を書いた看板が掲げられていた。
南端には交番がある。
交番に隣接するこの住戸も二階部分は比較的原状をとどめている模様。窓はサッシに交換されている様だが、端部の意匠も保存されている。
南端から6軒目のところで1軒分途切れており、児童公園へのアクセス通路となっている。元々建物が切れていたのか、取り壊されたのかは不明。
さらに北側に店舗が続く。この薬局は道路に面した側の外装が新しく造作されているが、児童公園への通路になっている側面から見ると二階部分端部の意匠がよく見える。
清澄庭園の東側に並ぶ壁状の店舗兼住宅。
清澄庭園の東側に並ぶ壁状の店舗兼住宅。
清澄庭園の東側に並ぶ壁状の店舗兼住宅。
清澄庭園の東側に並ぶ壁状の店舗兼住宅。
清澄庭園の東側に並ぶ壁状の店舗兼住宅。